「王様に捧ぐ薬指」は、ちょっと乗り切れなかったかな…
                                      2023年4月~6月期

契約結婚や裕福と貧乏という組み合わせは、今やベタといっても良い設定です そこからの展開、切り返し、積み上げを期待していました

ですが契約結婚がバレないかどうかのハラハラ、裕福と貧乏の差の浮き彫り化と裕福な方の妨害など想定外な事は起こらず、のめり込む切っ掛けを見つけられませんでした

そうなると夫婦となる主人公の二人の距離感や会話劇、ショートコント、シリアスなやり取りなどが肝心になってきます

やはり羽田綾華を演じた橋本環奈さんは上手くて魅力的な俳優さんだと再認識しました 表情を含めて表現力のある所作とセリフでコロコロと変わる綾華の心情を鏡のように写していました

そのためか綾華と山田涼介さんが演じた新田東郷との距離感や会話劇が上手く噛み合っているようには感じられず、一つの醍醐味を損している感じでした

ただ、新田静を演じた松嶋菜々子さんはその黒幕的な存在が明らかになる前も、なった後もさすがの存在感でした

ただ最終話の着地として東郷と綾華が婚姻届けを出さないパートナーとなったのは腑に落ちませんでした
婚姻届を出すことが契約結婚の異質さを際立たせるはずだし、その上で契約結婚をして結婚している事実はあるけど、愛情がないお金の関係で物語が始まりますので、そこで今時の婚姻届を出さないパートナーという形で終わってしまっては、出だしをワザワザ躓かせにいった様でした。

さらに最終話の急速な時間と感情の流れの急展開と、急いで纏めてハッピーエンドへ持っていった感じが倍速で見ているドラマの様でちょっと置いて行かれた、醒めた感じになってしまいました

「観手」:ドラマを創る・作成する人の「創り手」という言葉に対して、それを観る・鑑賞する人を差す言葉として使っています

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むろ さん
プロフィール

「ダンス」と「s**t kingz」と「iri」と「連ドラ」好きの「言葉の力」を信じる踊る博士(Dancing Phd.)のブログ集です

主に「連ドラ鑑賞文」を1クール(3ヶ月)毎に書いていきます
その他にも長文でTwitterに書ききれないことも書いていきます