「春になったら」は、いい~作品でした まんまと創り手の想いに嵌まりにいってしまいました
                                      2024年1月~3月期

 やはり椎名瞳を演じた奈緒さんの自然な演技と繊細な表現がこのドラマの輪郭になっていました
 結婚(売れない子連れの芸人と…)、仕事、父親との二人暮らし、そして父親の死とかなり様々なこと、環境に置かれていますが、ごくごく自然に全ての変化を受け入れていく普通然とした演技に感服しました

 そして椎名雅彦を演じた木梨憲武さんは、もう上手いとか下手とかを超越して「演じる」人なんだと思いますし、この椎名雅彦は木梨さんへの充て書きなんじゃないかと思うほど、雅彦その人でした

 瞳と雅彦の家族愛、瞳と濱田岳さんが演じた川上一馬との恋愛、その中で瞳の友人の大里美奈子を演じた見上愛さんは切ない恋愛と元気な友人をしっかりとした演技で魅せてくれました
 面白い存在感のある俳優さんだと印象的でした

 余命を扱う中で決して暗く、重くならない展開は創り手の思い通りだと思いますし、それにまんまと嵌まってしまうし、ちゃんと泣かされてもいました

 ハッピーエンドと言ったら語弊があるのかもしれませんが、それでも「ハッピーエンド」という言葉を使いたくなる最終回からのエンディングでした

 月曜日の夜に暖かくなる秀逸なドラマでした

「観手」:ドラマを創る・作成する人の「創り手」という言葉に対して、それを観る・鑑賞する人を差す言葉として使っています

No responses yet

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

むろ さん
プロフィール

「ダンス」と「s**t kingz」と「iri」と「連ドラ」好きの「言葉の力」を信じる踊る博士(Dancing Phd.)のブログ集です

主に「連ドラ鑑賞文」を1クール(3ヶ月)毎に書いていきます
その他にも長文でTwitterに書ききれないことも書いていきます