「GO HOME~警視庁身元不明人相談室~」は、派手さはありませんが良い視点と演者で創り錬られた作品でした
2024年7月~9月期
ドラマティックという言葉があるように目に見えてもっとドラマティックな展開があったほうがドラマとしては魅力的になったかもしれませんが、しっかりと考え込まれたストーリーは見応えがあったと思います
三田桜を演じた小芝風花さんと月本真を演じた大島優子さん、桜と真の良いバディとしての関係性を和やかにほっこりとしっかりと描いていて観手としては安心しつつ、ドラマの中の良いアクセントとして伝わってきました
この二人の何気ないやり取りが、身元不明人という重苦しくなりそうなドラマに絶妙に丁度良い重さと軽さと魅力を演出していました
さらに桜と真を優しく、何気なくサポートする役目だった堀口尚史を演じた戸次重幸さんが、ほっこりと主人公の二人を引き立たせつつ、最後の最後に身元不明人になるという展開はしっかりと驚きと共に楽しめました
次のシリーズがあったとしても堀口がいないと思うと残念でなりません
「観手」:ドラマを創る・作成する人の「創り手」という言葉に対して、それを観る・鑑賞する人を差す言葉として使っています
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