「ばらかもん」は、共感しかなく、絶妙に全てが一致したドラマでした
2023年7月~9月期
半田清舟を演じた杉野遥亮さんは清舟という人物を「つとつと」と淀みなく迷いなく演じていたように感じました
そしてこのドラマの一番の芯も輪郭も創っていたのは宮崎莉里沙さんが演じた「琴石なる」です
「可愛い/憎らしい」を共存させた極限に愛らしい存在で、清舟の一番の友達、親友であり、恋人であり、親で有り、兄妹であり、そして重要な相方・相棒・バディで、貴重な存在でした
その「なる」を宮崎さんが見事に表現していて、「なる」を観たくて次回が楽しみになったくらいでした
田舎暮らしをして自分を見つめ直して大切なことに気付くというベタと言えばベタな展開で、初めからの既定路線でしたが、まんまとそれに清舟が気付いていく過程の表現を、1話1話を大切に使って描いていこうとする創り手の丁寧さが滲み伝わってきました
自分が変わっていっている、成長していることに一番気付いていないのが清舟なのかもしれませんが、その清舟の成長が観手にはヒシヒシと伝わってきて心地よい時間でした
久し振りに「なる」も含めて1週間が待ち遠しくなるドラマでした
書道の世界に限らず仕事をしていれば辛いことや壁に当たったりします その試練を乗り越えるには自分が成長するしかないのかもしれません
「観手」:ドラマを創る・作成する人の「創り手」という言葉に対して、それを観る・鑑賞する人を差す言葉として使っています
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