「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」は、やっぱり画面の中の緊迫感に冷めていく視聴者になっていきました
2024年10月~12月期
ドラマですから、主人公ですからそりゃ竜星涼さんが演じた渡良瀬貴一と八木莉可子さんが演じた渡良瀬優貴は死なないでしょうし、いくら毎話「最悪だ~」と危機一髪のことが起こってまた来週となりますが、全く観手としては真剣に最悪だ~とは思えませんでした
結局作品としての質は、助かることを前提にどれだけ観手をワクワク、ドキドキさせてくれるかだと思います
その点で、主人公の兄妹が危機一髪になる過程、バックグランウドに説得力がなく置いてけぼりでした…
さらに演出として視聴者の中には一人ずつ悪い人たちの正体が分かっていくという手法を楽しみにしている方も居るのかもしれませんが、全くその演出にワクワクも面白さもドキドキも感じ取れませんでした
前作、前々作にも同じような演出のドラマが最悪な作品として印象に残っていますが、そこにドラマの面白さは見つけられません
八木莉可子さんは他の作品で見て、本当に面白い雰囲気と表現をする俳優さんだと思っていましたが、全く活かされていないと感じました
竜星涼さんも幅の広い演技をする俳優さんですが、役柄的に振り幅が少なく勿体ない配役に感じました
さらに最後の最後の黒幕が及川光博さんが演じた入間慎之介なのも大分前にそうだろうなあという当たり前の裏切りの結末でした…
「観手」:ドラマを創る・作成する人の「創り手」という言葉に対して、それを観る・鑑賞する人を差す言葉として使っています
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