「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」は、全くワクワクしないドラマでした
2023年10月~12月期
最初に「ONE DAY」、24時間の出来事を連ドラに設定すると聞いてワクワクしていました
その設定に持って行った挑戦と勇気は観手を充分にワクワクさせてくれました
とても素人の自分には10話、11話の長時間を要する連ドラに24時間の設定をする案は思いつきませんでしたので…
が…、先ずはなぜ「ONE DAY」の24時間にした必然性と理由が分かりませんでした
3ヶ月1クールの連ドラとして観手と一緒に時間が過ぎていくように3ヶ月間でも良いし、背景にある2年や5年間を描いても良かったのではないでしょうか?!
「ONE DAY」という縛りが物語の進みを遅くし、同じ事の繰り返しの印象が強くなり、三つのシチュエーション舞台を観ているような手狭さを感じ、背景範囲も少ないので変わり映えのない画が続きます
物語自体に飽きてしまい、考察ドラマなのかもしれません(元々考察ドラマが好きではないんです)が、苛立ちが先に立って考察する気もあまり起きませんでした
どんな考察をしてもある程度は上手いこと伏線を回収して終われるんだろうな~と醒めて見てしまいました
さらに勝呂寺誠司(雨樹勇太)を演じた二宮和也さんが全くハードボイルド的な潜入警察官が似合わない…演じ切れていませんでした
さらに洋食屋「葵亭」を舞台にした一連の物語もずっとスベっている漫才かコントを見せ続けられているようでキツい時間でした
三つのシチュエーションドラマが入れ替わり立ち替わりでドラマを攪乱して、さらに一つ一つのドラマにも見所が見つからず、謎が解かれていっても「まあ…そんな感じだろうなぁ~」以上のことは起こらず、3ヶ月間の月曜日の9時に全くワクワクしない時間が流れました
それでも最終話では何かが起こるのかと思っていましたが、結末も凡庸、着地点も普通、佐藤浩市さんがサンタになっていたのも謎、なぜ本編とは全く関係なく犬を24時間も探していたかも謎、最後に雨樹が洋食屋「葵亭」で働いているのも訳分からんです。。
久し振りに観ていて本当にツラいドラマでした
「観手」:ドラマを創る・作成する人の「創り手」という言葉に対して、それを観る・鑑賞する人を差す言葉として使っています
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