「VIVANT」は、外装的に「圧巻」という一言で言い尽くしそうですが、実は内装である脚本・演者・演出がしっかりとした秀逸なドラマでした
                                      2023年7月~9月期

壮大な海外ロケと豪華な俳優陣がそこにあるだけで凄い、壮大な、圧倒的なドラマとして始めからスタートし、その期待に期待以上に応えながら進んで行く勢いに、日本の地上波の連ドラの可能性を大きく感じさせてくれました

海外ロケや豪華な俳優陣だけなら「張りぼて」の様なドラマになってしまう可能性が大であり、それでは期待を持たせただけで目の肥えた連ドラフリークには見抜かれてしまったと思います

そのロケーションと俳優陣に勝るとも劣らなかったのが、緻密を極めた壮大な脚本とそれに応える演技、音楽、映像も含めた高度な総合力だと思います

ホームページ上の「登場人物」では、全ての俳優の方の紹介が同じ大きさの「タグ」として載せられています
それだけでもドラマを創る上で主役も脇役もなく、制作者として同じ創り手だというメッセージだと受け取りました

乃木憂助を演じた堺雅人さんはもう言わずもがなですが、冴えないサラリーマンから敏腕の別班までの移り変わりと往復は違和感なく観手を引き込みました
二重人格の演じ分けもさすがでしたが、最終的に二重人格の意味合いがはっきりと観手に伝わってこなかったのは残念でしたね…

野崎守を演じた阿部寛さん、柚木薫を演じた二階堂ふみさん、ノゴーン・ベキを演じた役所広司さん、新庄浩太郎を演じた竜星涼さんなど主要な登場人物を演じた方々はもう圧巻でした
ただノコルを演じた二宮和也さんはベキの後継者として、テントのトップを引き継ぐものとしては少し迫力、圧巻不足だったかなと思いました

それでも特に黒須駿を演じた松坂桃李さんの様々な場面での繊細な圧巻の演技に圧倒されました

総合力で素人としての観手は脱帽でした
残念なのはこれが3ヶ月クールのドラマであったことです 6ヶ月クールで観たかった

「観手」:ドラマを創る・作成する人の「創り手」という言葉に対して、それを観る・鑑賞する人を差す言葉として使っています

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むろ さん
プロフィール

「ダンス」と「s**t kingz」と「iri」と「連ドラ」好きの「言葉の力」を信じる踊る博士(Dancing Phd.)のブログ集です

主に「連ドラ鑑賞文」を1クール(3ヶ月)毎に書いていきます
その他にも長文でTwitterに書ききれないことも書いていきます